柿本広大(かきもと こうだい、1981年2月16日- )は、日本のアニメ演出家・監督。
大學卒業後、製作進行としてProduction I.Gに入社。以後フリー。3DCGを用いたアニメーション作品に多く関わる。
I.G入社後、同社で製作していた「精霊の守り人」を知る。高校2年の夏に「風の谷のナウシカ」に魅了されたことがアニメ業界に入った動機だったこともあり、本格ファンタジーに參加する機會はもうないかもしれないと、自分なりにエンディングの絵コンテを描いて神山健治監督のもとに持ち込んだのが以後神山作品に參加するきっかけとなった。ただし當時は技術的にはまだ何ももっておらず、のちに演出の師匠となる吉原正行(「有頂天家族」監督。「精霊の守り人」では助監督だった)の下についてタイムシートの描き方からアニメーターへの指示の出し方までゼロから叩き込まれる。その後も「東のエデン」劇場版の現場などを通じ、神山と吉原の下でアニメーション製作の流れや絵コンテ、演出について學んでいった。
神山は柿本について「この業界に來るヤツにしては珍しく、ムダにおおらかな男」「辛抱強さがある」「こいつは逃げ出さないだろう、という信頼感はあった」等と語っている。
スタッフインタビューや作品解説では、作中の場面を製作するにあたって主に盡力したスタッフやその仕事の詳細を紹介し、それが作劇にどんな効果をもたらしたのかという解説が多い傾向にある。「自分は作品のいちばん近くにいて、作品が完成に向けて進んでいく中で、いちばんよい働きかけをできる位置にいることが大事」[5]との言葉の通り、各セクションと綿密な連攜をとりつつ、限られたリソースの中で丁寧に作品のクオリティを上げる指標となっている様子が窺える。「働き者の監督」[6]等、現場スタッフの信頼も厚い。
「刀使ノ巫女」シリーズ構成の髙橋龍也は「筋の通った論理的な演出を好まれる一方で、人一倍魂に訴えかける熱いものをお持ちの方」と評している。
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