日本の漫畫家。福岡県福岡市出身。代表作は『GANTZ』。デビュー作である『変[HEN]』を連載していた當時のペンネームは久遠矢広。
作畫は非常に特徴のあるタッチである。元々は、大友克洋や池上遼一の影響を受け、劇畫路線を目指していた[1]。『GANTZ』が代表作として知られるが、それ以前の『変[HEN]』と『HEN』の2作品の成功により名を知られるようになった。この2作品はともに同性愛をテーマにしたもので、そのためよく同性愛者と間違われることがあるが、奧本人は結婚しており、それを否定している。
暴力や性的描寫、世間ではタブーとされている事柄などを描くことが多く、特に奧の短編『観察日記』は衝撃的ともいえるものである(『奧浩哉短編集「黒」』に収録)。山本直樹に師事した時期があり[1]、山本がキャラクターデザインを擔當した成年向けアニメの小説の挿絵などを代筆に近い形で描いたこともある。
マンガの背景にデジタル処理を用いた草分け的存在として知られる[1]。Macintoshコンピュータによって作られた3DのCGなどを採り入れ『01 ZERO ONE』や『GANTZ』ではその結果として、極めてリアルな背景が描かれている。但し、3DCGの背景(≒街)データは膨大なものであり、劇中における地域が変わるその都度、データを新規に作製する必要も生じる。これは普通に(必要な畫のみを原稿用紙に描けば済む)手描き作業で行うよりも作畫時間が増えてしまう形となり、CG作畫のデメリットでもある。実際に『01 ZERO ONE』のクオリティは財産を使い果たす程の投資があったからこそで、連載時は金銭的に大変苦しかったと語っている[2]。『いぬやしき』は現代劇であることから、背景に寫真加工を多用している。寫真データに記録された撮影情報を元に3DCGをあわせて背景を合成することもあるが、主は寫真。空間表現の追求のためドローンを利用した撮影や、ヘリコプターをチャーターした空撮に投資している。
自他共に認める巨乳好きで、漫畫の本編とは全く関係ない巨乳の女の子の挿絵が、『GANTZ』の扉絵を頻繁に飾ることが多かった。『変』で乳房の激しい揺れを乳首の殘像で表現する技法を考案し、本人が述懐する通り他の漫畫家にもしばしば用いられている。
GANTZは必殺シリーズを現代SF風にアレンジすることから著想を得ている。奧は「『GANTZ』『いぬやしき』でやってることって『ドラえもん』の世界観に近い」と述べている[3]。時代劇の『必殺シリーズ』が好きで[4]、好きな映畫は『ダイ・ハード』[5]。GANTZの準主人公である加藤(加藤勝)の「何で俺がこんな目に」と思いながらも戦う様は『ダイ・ハード』のジョン・マクレーンの影響があると語っている[6]。また、加藤については、作者が一番好きなキャラである。ネコ耳が特に根拠は無く嫌いであり、GANTZで一瞬で殺される星人にする案もあった[7]。なお、この案は2005年に発売されたPlayStation 2用ゲームソフト『GANTZ THE GAME』において採用されており、ネコみみ星人として登場する。
殺戮重生犬屋敷
原作
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