本作の主人公。あらゆる物から強い刺激を受けることでその性質を記憶・模倣する機能を持つ器物。當初は意識と呼べるものさえ持たない球體だったが、石、コケの姿を経て、力盡きたレッシオオカミのジョアンをコピーしたことで意識を獲得、その後、ジョアンの飼い主である少年の姿になり、徐々に自我と呼べるものを確立していった。
少年の姿になって以降も自らが刺激を受けたものをいくつも獲得し、狀況に応じて適した姿に変化している。最も自分だと思える姿として、少年の姿が標準となっている。
上記で挙げた模倣能力の他、無盡蔵の再生能力を持ち、たとえ死亡したとしてもその體は自動的に修復され何度でも蘇る。名前の「フシ」はこの不死身の性質から名付けられている。また、他者が抱える物理的な痛みを感じ取る能力が備わっており、負傷した人間や調理される生物などが傍にいると、それを感知できる。
自身が生物に変化するのみならず、刺激を受け“獲得”していれば物體を體から無盡蔵に生み出すこともできる。
作中では武器、食料、義足などを生み出しているが、生物に関しては新鮮な遺體を生み出すのみで、生きた狀態のものを再現することは不可能だと思われている。しかし、68話にてある城主の令嬢の遺體を複製した際、それが復活している。この事実は混亂を防ぐために、それを目撃したボンのみが知っている。生物の復活には「複製する相手が生きている狀態を目視し、生きた存在だと認識する必要がある」という條件があると推測されており、実際、フシが生前の姿を見たことのない相手の遺體を作り出した際、それが動き出すことはなかった。
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